大相撲の新横綱日馬富士(28=伊勢ケ浜)が29日、宿舎の福岡・太宰府天満宮で記者会見し、九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)への抱負を語った。今場所は、隆の山が十両に陥落したため、133キロの日馬富士は、千代の富士以来となる幕内最軽量の横綱となった。「まだ体ができてない子どもたちに、勇気と希望を与えることができたんじゃないかと思います」と、プライドを示した。

 夏場所千秋楽からの連勝は「31」まで伸びており、今場所も記録更新の期待がかかる。会見に同席した伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「勝つことは大事。結びの一番で横綱同士が全勝対決してくれたらうれしいですね」と期待した。