横綱朝青龍(28=高砂)が1日にして朝げいこに「復帰」した。大相撲夏巡業で前日8日は無断欠勤。「体調が悪い。熱が38度ぐらいある」と言い訳したが、一夜明けた9日、札幌市で関脇稀勢の里、小結琴奨菊を相手に8戦全勝。低い立ち合いから前みつを取って前に出るなどして、若手ホープの2人を圧倒した。

 名古屋場所後、初めての本格的なけいこで息切れも早かったが、「水をいっぱい飲んだから体調は大丈夫だ。けいこは、あれくらいの(力士を)つかまえてやらないとね。まあ、一気にやるとあれだから、徐々にやっていくから」と言い、満足感を漂わせた。

 会場を訪れていた元横綱大鵬の納谷幸喜氏に「こういう気の入ったけいこを毎日やってくれ」と忠告されると、素直に「はい」とうなずいた。「32回も優勝している人だから、厳しいことを言われてもありがたい」。残り6日の同巡業で約束を実行できるか。