暴行問題の責任を取って角界を引退した元横綱朝青龍関(本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ=29)が、3月11日に母国モンゴルへ帰国することになった。8日、元朝青龍関に近しい関係者が明かした。同関係者によると「朝青龍関は11日の北京発ウランバートル行きに搭乗予定で、前日10日までに北京入りする」という。到着後は現地で記者会見、パレードや花束贈呈式、エルベグドルジ大統領ほか国家トップへのあいさつなども計画。元朝青龍関にとっては2月4日の引退以来、初の帰国となる。

 これに先がけ、元朝青龍関の父ドルゴルスレンさん(62)と母プルブバダムさん(59)がこの日、モンゴルへ帰国した。両親とも時折、報道陣に笑顔をみせたが、問いかけには答えなかった。両親は、元朝青龍関が米ニューヨークから再来日した2月24日以降、都内のマンションで今後について家族会議を開いていたとみられる。

 一方、暴行事件を巡る警視庁の任意事情聴取はいまだに行われていない。元朝青龍関に近しい関係者からは「母国でお祭り騒ぎをするのは結構だが、日本でやるべきことをやらないと今後に支障が出るのでは」と心配する声も挙がっている。