6日に新潟・南魚沼市で始まる大相撲夏巡業から、野球賭博に関与して7月の名古屋場所を謹慎した力士が復帰する。5日、全8台のバスに分かれて乗車し、両国国技館を出発。元大関雅山(武蔵川)は「こういう形でファンの信頼を失ったので少しずつ償っていきたい」、元関脇豊ノ島(時津風)は「考えれば考えるほど情けないことをした。巡業を盛り上げたい」と神妙に話した。ともに心労で約10キロも体重が落ち、来場所は十両陥落が予想されるが、再起を誓った。

 11日まで新潟県や東北地方の計5カ所で行われる今回の巡業には、故障で休場の十両清瀬海を除き、野球賭博で謹慎処分を受けた9人の関取が参加する。元関脇豪栄道(境川)は、3日のけいこ中に右太もも裏を肉離れ。巡業中のけいこや取組への参加は微妙ながら「何事も一生懸命やって、少しでも信頼を回復できれば」と、積極的にファンサービスを行う意向だ。

 放駒巡業部長(元大関魁傑)は出発直前、故障で休場する魁皇(友綱)を除いた計4人の横綱と大関に「今回の巡業は注目されているから、横綱と大関が中心になって盛り上げてほしい」と話し、巡業中には参加全力士を前に訓示を行うことも明言した。