球団26年ぶりの日本一を、98年優勝メンバーも祝福した。正捕手として支えた谷繁元信氏(53=日刊スポーツ評論家)が思いを語った。

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ベイスターズにとって3回目の日本一。OBとしても、うれしい限りだ。前回は38年ぶりで、今回は26年ぶり。これで「98年組」の優勝メンバーが薄れ、「24年組」ができた。三浦監督が言うように、選手、スタッフ全員で勝ち取った日本一だと思う。チーム全体で栄誉をつかんでくれた。

正直な思いを書きたい。谷繁元信という選手が紹介されるとき、必ず「98年優勝メンバー」と言われる。もちろん、一野球人としてうれしいが、その半面、もう今の選手の時代だろうという思いがあった。もし自分が今、現役選手だったら「いつまでも昔の栄光を言われても。今に見とけよ!」と思ったはずだ。だから、早くまた日本一になって欲しいと、ずっと思っていた。それを成し遂げたのだから、選手たちには大いに喜んでもらいたい。

今年のチームは、短期決戦で試合を重ねるごとに強さを身につけたと感じる。レギュラーシーズン中は、どちらかというと投手陣に不安があった。それが、日本シリーズでは敵地3試合で強打のソフトバンクを1点のみに抑え、2連敗からの流れを変えた。バッテリーが機能したからこそ。スタッフが集めたデータを、選手たちがうまく利用した。チーム全体の強さが現れた。

ただ、次はぜひ、リーグ優勝をした上で日本一になって欲しい。チームは違うが、私も経験がある。中日で07年は2位に終わったが、CSを勝ち上がり、最終的に日本シリーズで優勝した。シーズンが2位でも、3位でも、そういうシステムなのだから、日本一は変わらない。だが、どこか欠けたものを感じたのも事実だ。すっきりさせるためには、リーグ優勝から日本一となるのが一番。期待を込めて言わせてもらったが、やはりこの言葉で締めたい。

日本一、おめでとうございます!(日刊スポーツ評論家)

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