ノックの打球を軽くさばくと、制球よく一塁送球を繰り返した。ソフトバンク今宮健太内野手(26)は2日、全体練習後にサブグラウンドで約1時間の守備練習に汗を流した。「やっぱり外は気持ちがいいですね」。足の運び、グラブの出し方…。基本動作を確認するように黒土のグラウンドでボールを追った。

 昨年まで5年連続でゴールデングラブ賞を手にした。今季もタイトル奪取は目標の1つ。「今までにない遊撃手になりたい」。見据える目標はさらに高い。

 そんな今宮にかつての「名手」から金言が贈られた。前日のキャンプイン初日、大洋(現DeNA)の遊撃手として球界最多の8年連続ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)に輝いた山下大輔氏(65)が宮崎キャンプを訪問。「まずは6年連続受賞を目指して頑張れ」。その言葉に初対面の今宮も発奮した。

 今宮は動きも俊敏で強肩だ。だが、さらに遊撃手として進化するために、山下氏はアドバイスを送った。

 「今宮選手は体が強い。それは武器だけど、これから長い間、高いレベルを保ち続けるには(捕球から送球時の)、右足のステップをうまく使えるようになるといいんじゃないかな。楽にプレーできるはず」。

 今宮も指摘内容が今キャンプの「課題」と合致していることを明かし、習得に取り組む考えだ。「僕も右足のステップがうまく使えるようになるようにと思っているんです。なかなか難しいですけどね。開幕までに間に合わせるという問題じゃないので、しっかり練習して伸びしろを広げていきたい」。

 “日本記録保持者”の大先輩に背中を押された背番号2は、「(受賞は)10年連続を狙いますよ」と、目標を上方修正していた。【ソフトバンク担当 佐竹英治】