<オープン戦:ヤクルト6-7広島>◇22日◇ANA BALLPARK浦添

ヤクルトとのオープン戦に先発し3回2失点の広島森下(撮影・栗木一考)
ヤクルトとのオープン戦に先発し3回2失点の広島森下(撮影・栗木一考)

広島のドラフト1位森下暢仁投手(22=明大)が対外試合デビュー戦で高い修正能力を発揮した。ヤクルトとのオープン戦に先発。緊張感からか、初回に2点を奪われたが、2回以降は抜群の安定感で無安打無失点にまとめた。

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広島のエースも、森下にうっとりだ。同じ大卒でプロ入りした右腕の魅力について大瀬良大地投手は「センスですね。動きがしなやかで柔らかさがあるので、見ていて楽しいですし、華があるという感じですね」。春季キャンプ休日の17日にはキャッチボールを行い、大瀬良が森下にスライダーを伝授。教わった変化球を翌18日の自身初のシート打撃で1球試し、周囲を驚かせた。

大瀬良は「何でもすぐにできてしまう器用な選手。フィールディング、けん制とか、投げることだけではなくて、細かい動きも非常に上手に体を使ってやっている。そういうところはすごいなと思います」と絶賛する。球界を代表する投手がほれる逸材。末恐ろしい。【広島担当 古財稜明】

大瀬良大地(右)からアドバイスを受ける森下暢仁(2020年2月17日撮影)
大瀬良大地(右)からアドバイスを受ける森下暢仁(2020年2月17日撮影)