阪神佐藤輝明内野手(22)が初のCSに向けて、社会人で頑張る近大同期からパワーをもらった。

1軍は3日から社会人との練習試合2試合を甲子園で組んだ。4日に対戦した大和高田クラブの「1番二塁」の岡大樹内野手(22)は、近大で一緒にプレーした同期。3年時は一、二塁間を一緒に守ったこともある。岡は2回に2点を先制しなお2死二、三塁で西勇のスライダーを捉え、中越えに2点適時三塁打を放った。「(中堅手の)近本さんは守備範囲が広いので捕られたと思いましたが、越えてくれてよかった」。ジャンプする近本のグラブの上を抜けた。

その打球を右翼から見ていた佐藤輝は試合後、岡に「久しぶり。バッティングよくなってるやん」と声を掛けた。練習試合は当初2軍と組まれたが、CSに向けて実戦感覚を保ちたい1軍に変わった。大学時代に阪神、オリックスの2軍と試合をした経験のある岡も「テレビで見ている球場、相手で緊張したけど、楽しかった」と、ポストシーズン直前のバリバリの1軍選手との対戦から多くを学んだ。

後半戦不振に苦しんだ佐藤輝も、そのメンバーの中にいる。岡は「24本塁打は想像以上でした。この試合をきっかけに日本一になってほしい。ポストシーズンでも打ってほしいですね」とエール。佐藤輝からはバットやサングラスをもらった。違うユニホームを着て、一緒に笑顔でZポーズで写真も撮った。1年前の11月8日は関西地区大学野球選手権決勝でサヨナラ勝ちし、一緒に有終の美を飾った。今度はプロで2位からの下克上、日本一への舞台が待っている。【阪神担当 石橋隆雄】

4日に行われた高田クラブとの試合で、阪神佐藤輝(左)は近大の同級生の岡にバットなどをプレゼント(撮影・前岡正明)
4日に行われた高田クラブとの試合で、阪神佐藤輝(左)は近大の同級生の岡にバットなどをプレゼント(撮影・前岡正明)