久々に立つ最終回のマウンドで、オリックス増井浩俊投手(37)が躍動した。
CS突破を決めた13日のロッテ戦(京セラドーム大阪)。1点を追う9回を託された増井は、1回無失点で切り抜け、“サヨナラドロー”を呼び込んだ。
今年6月で37歳。プロ12年で549試合に登板し、163セーブ&158ホールドを記録しているベテラン右腕。代名詞となった登場曲の「Shape of You」が流れると、場内は拍手を送る。
今季はチーム事情もあり先発に再転向した。「クローザーの時は、力いっぱいに投げていた。今は『どんな球でも打ち取れるんだ』と。あんなにムキになって三振を狙っていたのに、緩いカーブでもアウトにできる。いろんな方法がある」と新たな発見があった。
今季は15試合に登板し、3勝6敗、防御率4・94と苦しんだ。シーズン最終盤には「なかなか貢献できず。申し訳ない」と本音を漏らした。
スラっと長い手足から繰り出す直球は150キロを超える。「必死です。本当に」。健在を証明した19球だった。【オリックス担当 真柴健】




