もっとできる! 楽天石井一久GM兼監督(48)が、黒川史陽内野手(20)の飛躍に期待した。
智弁和歌山から19年ドラフト2位で入団し、今季3年目を迎える。今季キャンプは1軍。本職の二塁の他に、三塁での練習も重ね、1軍定着を狙ったが、開幕は2軍スタートとなった。ファームではこれまで13試合で打率3割、1本塁打、6打点の成績。指揮官にも猛アピールは届いている。「ファームで打って当たり前というところの選手にはなっている」と成長を感じながらも、「なかなか上でもスポットはないのかな。上で使いたいというところまで、本当に上がってほしい」とハッパを掛けた。
昨年は1軍で34試合に出場し、打率1割8分7厘。1軍クラスの投手相手だと、力強い打撃を発揮できなかった。石井GM兼監督は「足から使いたい、守備から使いたいと思える選手のカテゴリーではない。打ってこそ彼の存在価値がある。そこがしっかりできればいいかな」と奮起を促した。
オープン戦では14試合で打率3割6分と好成績をマークしたが、もう一皮むけてほしいのが指揮官の本音だ。「(1軍で)慣らしていくのが大事と思うか、ある程度の土台まで来てくれ、と思う方が大事なのかというチョイスは、もちろん難しさはある。ただ、現状黒川は、もう1ステージ上がらないと我慢して使いたいというところまではいかない」と厳しくエールを送った。
潜在能力の高さを認め、大きな期待を寄せているからこそ出る厳しい言葉。「どこかでは我慢して使わないといけない時期は来ると思う。まだ20歳。なのでこれからだと思います」。1軍は現在リーグ2位と好調。二塁には浅村、三塁には鈴木大、新型コロナに感染した茂木も復帰のめどが立った。二塁、三塁の両方をカバーできる渡辺佳も少ない出場機会ながら勝負強さを発揮している。そこに黒川がいかに割って入っていけるか。3年目の進化に期待がかかる。【楽天担当=湯本勝大】




