青森山田が2投手の継投で八戸学院光星を3安打に抑え、8年ぶり11度目の出場を決めた。4回から登板したエース左腕三上世視滝(せしる、3年)が6回2失点で粘りを見せた。9回先頭にソロ本塁打を浴びるも「あと3つ抑えてやろうと思った。気持ちがブレなかった」と胸を張った。

 地元勢による強化が3年目で花開いた。前回出場時の09年は、ベンチ入りの半数以上が関西勢。この日の先発9人全員が青森出身で、県外出身者のベンチ入りは5人だけ。かつて寮内では関西弁が主流だったが、つがる市出身の三上は「今は津軽弁が飛び交っています」と笑う。「青森っ子」たちが聖地でも暴れる。

 ◆青森山田 1918年(大7)創立の私立校。生徒数は1026人(女子303人)。サッカー、卓球、バドミントンなどで全国優勝経験がある。野球部は54年創部で、部員数は94人。主なOBにオリックス吉田一将。甲子園出場は春2度、夏11度目。青森市青葉3の13の40。花田惇校長。

◆Vへの足跡◆

2回戦11-0浪岡

3回戦5-1黒石商

準々決勝9-1東奥義塾

準決勝5-3八戸工大一

決勝5-3八戸学院光星