初優勝を狙う春日部東(北埼玉)が、昨夏日本一の花咲徳栄と練習試合を行った。

 両校は互いに勝ち上がると、北埼玉大会の4回戦でぶつかる。大会直前での異例の練習試合だったが、春日部東・冨沢雅浩監督(35)は「うちは失うものはありませんから」と受けて立った。大差がついたものの、自慢の打線は9安打を放つなど振れていた。

 9失点したものの、佐藤宏樹捕手(3年)は「収穫はありました」と自信をもって即答。「今日はいろいろな球種を使い、相手打線の確認をしました。バッテリーでしっかり確認します」と本番でのリベンジに備える。

 なお、佐藤は二塁送球タイムが最速1・79秒と超高校級の数字を誇る強肩捕手。この日もイニング間に好送球を見せ、花咲徳栄に盗塁企図を許さなかった。7日開幕の北埼玉大会でも注目選手の1人になりそうだ。