伊勢崎工が投打で圧倒し、5回コールドで初戦を突破した。

序盤からエンジン全開だった。1回先頭の永島健吾主将(3年)の右中間を破る二塁打を皮切りに4安打で3点を奪取。2回には、打者一巡の猛攻で5点を挙げた。投げては、エースの更科幸紀投手(3年)が、直球中心の組み立てで、4回1/3を被安打1、無失点に抑えた。黒沢和也監督(35)は、4打数4安打の活躍をみせた永島について「やると思ってた。最初に打ってくれていい流れができた」とたたえた。

「勢いづけようと思っていた。とてもうれしい」と笑顔をみせた永島だが、昨夏の悔しさは忘れていない。利根実との初戦。3回までに6点を挙げてリードするも、8回に5点を奪われ、最終的に6-7で敗戦。悔しい逆転負けを喫した。永島は「昨夏のくやしさをぶつけた」と力を込めた。目標は4強進出。「次も初回に点を取って、守って勝ちたい」と意気込んだ。