群馬屈指の右腕の夏が終わった。U15日本代表に選出された経歴を持つ、安中総合学園・清水惇投手(3年)が、強豪・高崎健康福祉大高崎戦に先発。130キロ台後半の直球に切れ味鋭いスライダーを交え、6回まで無失点も、7回に4連打を許し3点を失った。

強打者がそろう打線相手に力投も、目標の「打倒強豪私学」はかなわず。「調子自体はよかった。三振ではなく、打たせて取ろうという意識で投げた。負けて悔しさもあるが、自信になった部分が大きい」と話した。

敗れはしたが「今後も野球を続けていく中で、こういう良いチームとやれてよかった」と前を向いた清水。次なるステージを見据え、この敗戦を糧にする。