春季高校野球東京大会決勝の関東第一対日大三戦が21日午後4時より、府中市民球場で行われる。9回終了時同点の場合はタイブレークを採用。開門は同3時で、当日券のみ販売する。

当初は4月25日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期が続いていた。

師弟対決となる。日大三・小倉全由監督(64)にとって、関東第一・米沢貴光監督(45)は関東第一監督時代の教え子だ。両監督はこれまで公式戦で3度対戦。米沢監督は「私の1勝2敗です。(特別な思いは)当然あります。恩師ですし、いつも見守っていただいている。ただ、関東一高の監督として負けたくはありません」と決意を口にした。

関東第一は、プロ注目右腕の市川祐投手(3年)がエース。攻撃陣には、市川とともに、2年前の夏の甲子園8強を知る初谷健心内野手(3年)がおり、足のある選手もそろっている。

日大三は、宇山翼投手(3年)岡村海琉投手(3年)の両左腕を軸に、守備力が高い。攻撃陣も山岡航大主将(3年)井坪朝陽外野手(3年)ら長打力を備えた選手がそろう。

関東第一は東東京で、日大三は西東京で、それぞれこの夏の優勝候補に挙がる。夏本番を前に、東西の強豪による対決が実現する。