大接戦の末、敗れた海城・板野直央主将(3年)は「最後まで食らいついていったのですが…」と悔しそうに口を開いた。2点を追う9回、1死から死球をもらい、1点差に迫るホームを踏んだ。なお2死一、三塁と攻め立てたが、最後の打者が三振に倒れた。

初戦で敗れ、16強の目標はかなわなかった。ただ、息の抜けない好ゲームだった。板野は「自分たちが負けた分、城北には頑張って欲しいです」と相手にエールを送った。高校野球を終え、今後は受験勉強にシフトする。父親と同じ、医師を目指す。「キャプテンとしてチームのみんなを見てきました。将来は、患者さんのことを見て、考えるお医者さんになりたいです」と語った。

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