3投手の完封リレーで初戦を制した。先発の森井透真投手(3年)が6回まで好投すると、7回からは川口咲斗投手(2年)に継投した。最後を背番号1の小林一真投手(3年)が締めた。元ソフトバンク、中日で捕手だった田上秀則監督(41)は「球数制限があります。1人の投手で1試合を投げきると、後々、コマ数が少なくなる。いろんな継投をしながら抑えていきます」と説明した。

3投手を好リードしたのが小出望那(もなく)捕手(3年)だ。田上監督は「スローイングが大阪でNO・1だと思っています。スローイングや配球面はかなりうるさく言っている。今日の0点につながっている」と評価した。二塁送球タイム1秒87を誇る小出も「投手を支えることを監督に教わっています」と話した。

指揮官は01年ドラフト3位で中日に入団し、06年にソフトバンクに移籍後、09年に正捕手を務め、ベストナインにも選出された。18年2月から母校を率いる。プロでの経験を伝え、盤石の試合運びに生かされた。