高校野球福岡大会の決勝が行われ、西日本短大付が11年ぶり6度目となる夏の甲子園出場を決めた。

プロ注目の最速144キロ右腕、大嶋柊(しゅう)投手(3年)がわずか3安打で完封。4回2死までは無安打投球で、真颯館打線を寄せ付けなかった。

打線も高校通算22本塁打の4番・三宅海斗捕手(3年)が1回に先制適時打を放つと、高校通算11本塁打の3番・林直樹内野手(3年)も3回に左越えの適時二塁打。西日本短大付が誇る投打のプロ注目トリオが、11年ぶりとなる夏の福岡制覇へ導いた。

~優勝への足跡~

2回戦 10-0八女農

3回戦 9-2糸島

4回戦 10-7育徳館

5回戦 12-2折尾愛真

準々決勝 1-0戸畑

準決勝 9-8飯塚

決勝 5-0真颯館

◆西日本短大付 1962年(昭37)に設立された私立高。特進コースや保育・福祉進学コース、キャリア・ライセンスコースなどがある。生徒数は437人(女子261人)。野球部の創部は65年で部員は71人。甲子園出場は、春は1度で夏は6度目。92年夏には全国制覇を果たした。主なOBは阪神や日本ハム、米大リーグなどでプレーした新庄剛志氏、ロッテ小野郁ら。八女市亀甲61。溝口智之校長。