帝京は郁文館を下し8強入りしたが、前田三夫監督(72)は「スッキリいかないですね。投手がダメ。みんな(体が)開いている。気負いでしょう。空回り。修正しないと」と引き締めた。

5回までに7点を奪うも、6回以降にエース安川、大塚、新垣で4失点。相手投手が2番手に代わった6回以降は追加点も奪えず、最後は3点差まで迫られた。ただ、序盤は足も絡め、得点を重ねた。前田監督は「打撃は修正できましたね。ただ、後半の(追い上げられた)流れは怖い。コールドにして次、がいいのだけど、弱いチームだからしょうがない。引き締めていきますよ」と一定の評価をしつつも、冷静に話した。

3安打の武藤闘夢主将(3年)は「短期集中でやりたい」と、東亜学園と中1日で戦う準々決勝をにらんだ。