花巻東(岩手)が10安打11得点で東日本国際大昌平(福島)に6回コールドで下し、初戦突破を決めた。

打った瞬間に分かる1発だった。3-0の4回2死二塁。佐々木洋監督(46)の長男麟太郎内野手(1年)が左打席に立った。外角直球をとらえた打球は、バックスクリーン左へ一直線に飛び込んだ。これで、高校通算本塁打は47本目。規格外なパワーを見せた。「ライナー性の延長線上がホームランになった。感触は良かった」と振り返った。

次戦は秋の東北大会4強入りを懸けて、大会3連覇を目指す仙台育英(宮城)と激突する。「チームとしても個人としても、準備をしていきたい」と意気込んだ。