怪物1年生が鮮烈なインパクトを残して全国初舞台を終えた。花巻東(東北・岩手)の佐々木麟太郎内野手は目指した全国初優勝こそ逃したが、8回に最大7点差を追いつく同点3ランを放った。今大会2号で、高校通算49号というハイペースで入学1年目の公式戦全日程を終えた。

この日は7回にも2点二塁打を放つなど、4打数3安打5打点。今大会は3試合すべてで打点を挙げるなど、計10打数6安打(2本塁打)9打点2四死球と評判通りのスラッガーぶりを発揮した。

また今大会の通算出塁率は5割7分1厘(0・571)、同長打率は10割超えの1・300。プロで「1」を超えたら超一流とされるOPS(出塁率+長打率)は「1・871」という大暴れっぷり。左すねの疲労骨折を抱えながらプレーし、第2打席ではその左足甲に死球を受けながら、規格外の数字を残した。