苫小牧中央は4-3で苫小牧東との接戦を制し、地区代表決定戦に駒を進めた。

プロ注目の151キロ右腕斉藤優汰投手(3年)が9回7安打13奪三振3失点。最速は球場表示で145キロだった。1回いずれもスライダーで3者三振に抑えるなど上々な立ち上がりも、6回に逆転される苦しい展開。7回に3点を奪って勝ち越し、1点差を逃げ切った。「前半は悪くなかったけど、雨が降り始めてから投球が崩れて点数を与えてしまった。そこは反省したい」と振り返った。

7回は自らのバットで勝ち越した。同点に追いつき、なお1死二塁から右中間を破る適時二塁打を放ち、塁上で右手を突き上げた。「同点に追いついてくれた仲間の流れで打てた」。これで2年連続南大会へ王手。「今日は仲間に助けてもらった。次の試合は自分が引っ張って、抑えにいきたい」と意気込んだ。