高校野球のセンバツ出場校発表で、毎年恒例だった校長室への電話連絡が行われないことが13日、正式に決まった。出場校は27日に発表される。

例年、発表とほぼ同時に、大会事務局から校長室に「推薦されました」と電話が入り、校長が「ありがたくお受けいたします」などと返答するのが慣例。報道各社は校長室で待機し、電話が鳴る瞬間の校長の様子をとらえてきた。

今年は各校が、インターネット中継などで結果を確認することになる。

センバツは夏の甲子園(選手権)とは違い、大会主催者がチームを招待する大会。学校が受諾の意思を伝えることで出場が確定する。ただ、電話は儀礼的な意味合いが強かった。

主催者は「都道府県連盟が推薦する段階で、選出された場合は大会に出場するという承諾を推薦校から事前にいただいているため、承諾を確認する電話はかけない」と説明している。