高崎健康福祉大高崎(群馬1位)が木更津総合(千葉2位)に打ち勝ち、18年以来5年ぶり3度目の優勝を決めた。青柳博文監督(50)は「センバツで大敗して帰ってきて、もう1度春の関東大会優勝を目標にやってきたので、それが達成できて良かったです」と話した。

強力打線が機能した。初回1死二、三塁から、4番箱山遥人捕手(2年)が左前適時打を放ち2点を先制。4回には、主将の森田光希内野手(3年)が「好きなコースだった」と内角高めの直球を左翼席へ運び、高校通算16号の2点本塁打。この回5安打5得点で7点の大量リードを奪った。

だが5回、それまで無安打投球の先発・石垣元気投手(1年)の制球が5四死球と乱れ、2安打も浴びて5点を返された。7回にも3番手の多田結祐投手(3年)が1点を返され、なおも1死三塁だったが、後続を三振、左飛に打ち取りピンチをしのいだ。打線は7、8回にも追加点を奪って投手陣を援護。16安打10得点で勝利した。

夏の甲子園は15年から遠ざかっている。森田は「もう1回チーム力の向上と1つ1つの技術、今までやってきたことを突き詰めて、絶対に後悔のないような日々を送って夏を迎えたい」と最後の夏を見据えた。