茨城キリスト教学園の主将、武藤快成内野手(3年)が最後の夏に向けて、一気に調子を上げた。

18日にダブルヘッダーで行われた練習試合にフル出場。2試合で計6打数6安打3四球、全9打席で出塁した。特に、昨夏の茨城大会2回戦で3ー1と勝利した伝統校・水戸商との再戦では、4打数4安打1四球3打点の大暴れで勝利に貢献した。

昨夏の悔しさがチームを引っ張る原動力だ。同3回戦の中央戦は1点を追う9回1死満塁で打席に立ったが、2ボールから内角の厳しい球に手を出し平凡なフライ。後続も倒れ、2ー3で敗れた。「自分の結果だけを追い求めてしまっていた。見逃すべき球を打ってしまい、チームプレーができていなかった」。

新チーム発足後、主将になって自覚が芽生えた。「自分の結果よりも、チームが勝利するためのプレーを心がけている」と心境が変化。守備では仲間たちの手本となるため、派手なプレーを避け、ゴロ捕球で正面に入るなどの基本を徹底するようになった。

1年秋から試合に出場するリードオフマン。学業でも、最近のテスト成績で学年8位に入るなど、「国公立大学進学も視野に入れている」と文武両道の模範になっている。

茨城大会は7月8日に開幕。同校の過去最高成績は88、89年のベスト4。武藤は「野球を楽しんで、この壁を越えることが目標」と力強く語った。【村山玄】