オイスカ浜松国際の台湾人留学生の林承諳(りん・しょうおん)内野手(3年)が、チーム目標の8強入りに貢献する。2021年4月に入学も、コロナ禍ですぐに渡航できなかった。オンラインで1年間授業を受け続け、野球は現地高校で練習を重ねた。永井浩二監督(52)から走攻守で「レベルが高く、バランスも良い」と評される台中市生まれの三塁手。自信があるという守備について、大会では「1つ1つのプレーをしっかりとやり、全力で守りたい」と力を込めた。
プロ選手に憧れ、母国で小3時に野球を始めた。日本人プロ選手では同じ内野手として、2013年から5年連続ゴールデングラブ賞を受賞した元日本代表のソフトバンク・今宮健太内野手(31)に憧れる。卒業後は帰国し、台湾での大学進学を希望。プレーを続けてさらに腕前を磨き、「将来は台湾でプロ選手になりたい」と青写真を描く。
主将でクラスメートの熊谷紀宏遊撃手(3年)から「大事な場面の守備で絶対アウトを取ってくれる」と信頼されている。打撃についても「走者をためて彼(林)にまわせば、得点に結びつきやすい」(熊谷)。主将とは昼食をともにすることが多く、上達させた日本語(能力試験5段階のN3に合格)で常に意思疎通を図る。まずは守備から連係ミスをなくし、打撃では広角に打てる3番打者として、チームに勢いを与えるつもりだ。【倉橋徹也】

