ノーシード発進の国士舘(西東京)が、守備の要も担うことになった主将とともに、18年ぶり2度目の夏甲子園出場に挑む。
佐々木覇(はる)主将(3年)は昨秋、自ら志願して投手から捕手へ転向した。小中学生時代はチーム状況に応じて投手、捕手、内野手とさまざまなポジションを経験。高校入学後は内野手、投手でプレー。新チームから「捕手がやりたいと思った」と新ポジションに取り組み、春季都大会までは控えだったが、その後の練習試合からスタメンマスクをかぶった。強みは「キャプテンとしてもキャッチャーとしても、チームを引っ張ろうとする姿勢。試合中も積極的に声を出しています」とナインを鼓舞する。
持ち前のキャプテンシーはチームに好影響を与えている。春は3回戦で創価に2-3で惜敗も、その後の練習試合では関東地区の強豪相手に勝利を収める。箕野豪監督(46)は佐々木主将について、「声が出せるしチームが締まってくるというか、今までチームに足りなかった雰囲気を出してくれる。それが(春以降)チームが良くなってきたきっかけでもありますね」と評価する。
昨夏は準決勝で東海大菅生に延長10回の末、3-4で惜敗。秋は準々決勝で再び東海大菅生と対戦し、延長12回を戦って1-2で敗れた。今夏の初戦(2回戦)は9日、小野路GIONベースボールパークで五商と対戦。勝ち進めば3回戦で、昨夏王者の日大三が待つ。佐々木主将は「誰が相手でも1戦1戦大事にして、甲子園に行くだけ」と力強い。実力校ぞろいの西東京を勝ち抜き、今年こそ甲子園への切符をつかみ取る。

