第105回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)の福岡大会で今大会初の継続試合が適用された。

2点を追う育徳館は9回2死から1点差とし、なおも2死三塁だったが、ここで降雨中断。その後、継続試合が宣告された。

今春に就任したばかりの井生広大監督(32)は複雑な表情を浮かべ、「んー…。やりたかったですね」と話した。1点を追う9回2死三塁での再開となるだけに「もう、技術どうこうではない。最後は気持ちです。同点、逆転とできるように選手を信じるだけですね」と腹をくくる。

一方の門司大翔館は勝利まであと1死だった。先発のエース中村翔輝投手(3年)は「気持ちはモヤモヤしています。今日に試合をやりたかったですけど…」と苦笑い。8回まで1失点投球と、初回に許したソロ被弾のみだった。

雨は7回から8回にかけて強まり、9回には土砂降り状態だった。グラウンドには水も浮いていた。中村翔は「雨の中で投げることがあまりなかった。右手がすべって、ボールを制球できなかった」と振り返った。

継続試合は8日午前9時開始を予定し、1点差の9回2死三塁から行われる。試合前のシートノックも行われるという。

中村翔は「登板することになれば、三振を狙います。ワンアウトを取るために、全球、全力を尽くします」と気持ちを高ぶらせた。

勝利まであと1死の門司大翔館か、9回2死三塁の育徳館が土壇場で追いつくのか-。