ノーシードの科学技術が第1シードの小野を撃破し、3回戦進出を決めた。

4-4で迎えた8回1死一、二塁。森本莉空(りく)投手(3年)が犠打を決めたが、一塁走者が二塁を回ってつまずいた。二、三塁間で挟まる間に三塁に進んでいた加治屋広大内野手(3年)が生還。加治屋は「迷いなくホームに走った。自分もチームもミスを取り返せた」と満足げな表情を浮かべた。中田大嗣監督(42)は「ランナーがはさまって終わったと思った。点が入ったのはたまたま。判断が良かった」とびっくりだった。

エース平田の不調を森本がカバーした。4回からの救援は初めてだったが、「平田がいつも通りじゃないなと思った。不調だったので早めに準備していた。打たせて取るスタイルが出せた」と好救援。6回を1失点に抑え、8回の打席では自らの犠打が結果的に決勝点に結びついた。「今日はみんながミスをカバーできたのが良かった。いい相手の中でしっかりしたプレーができた」と笑顔だった。

第1シード校の小野を倒しての3回戦進出。「自分の力で勝たせる夏にしたい。1戦1戦、戦っていくだけです」と気を引き締めた。【林亮佑】