須磨翔風が2回戦から登場し、姫路商を7回コールドで下した。
須磨翔風は、プロ注目の本格派右腕・槙野遥斗投手(2年)が先発。6月下旬からコロナや雨の影響で、思うように練習試合をこなせない中での初戦となったが、「マウンドに立って、投球練習してる時に、今日は大丈夫だと思った」。低めに決まる自身のボールを見て、落ち着いて試合に入ったエースは、姫路商の先頭打者を三振に抑えて波に乗り、3回を4奪三振、被安打1の無失点に封じた。
2つ上の兄・時斗(ときと)投手(中央大1年)を追って須磨翔風に入学し、1年夏でベンチ入り。プロからも注目された兄とともに、力を伸ばしてきた。
兄弟を知る中尾修監督(58)は、兄よりも遥斗の方が「粘りがある」と話し、「戦力として、やっぱり1番なので」と背番号1を託す。将来に向けても「フィジカル面を鍛えれば、もうひと回り変わると思う」と大きな期待を寄せる。
OBの阪神・才木浩人投手(24)からも刺激を受けた。昨年12月に後輩のもとを訪れたプロ選手から、「翔風には甲子園目指せる設備があるから、頑張ってくれ」と励まされた。大先輩と接して感じたのは、「風格や余裕の違い」。兄を見ていて近付いたと思っていたプロの世界が、より厳しいものであると感じ、気持ちを新たにしたという。
自身の描く目標像は、「速球派でストレートでどんどん押す強気の投手」。現在140キロのストレートに磨きをかけるために下半身強化に取り組み、高校生のうちに140キロ台後半を目指している。偉大な先輩2人の背中を追い、進化を続ける「才木2世」の成長から、目が離せない。

