東播磨の長身右腕・原田祐人投手(3年)が好救援で、チームの初戦突破に導いた。
身長189センチが立ちはだかった。1点を勝ち越した直後の4回から2番手で登板。先頭を抑えると、連続三振で好発進。7回には1死満塁とピンチを招いたが、併殺に仕留めて0で切り抜けた。最後も力のない右飛に打ち取ると、淡々とした表情でタッチをかわした。
「今日は逆球が多くて調子が悪くなかった。その中でもテンポ良く投げられた。無失点で抑えられてホッとしている」と安堵(あんど)の表情を見せた。
この日の投球に福村順一監督(51)も「今日は調子が悪かったと思う。褒めませんけど、エースらしい投球だった」。同点に追いつかれた直後の3回裏攻撃時には原田にスイッチすることをナインにも伝えており、「落ち着いて攻撃に移れた」と安心感を与えて勝ち越しにも成功した。原田が登板後は無失点で「空気を変えてくれた。ゲームをしっかり作ってくれた」とエースをたたえた。
入学直前の21年センバツに同校初の甲子園出場を果たしたが、初戦敗退。甲子園で指揮を執った福村監督と甲子園出場を目指して東播磨に入学を決めた。「公立で文武両道でやりたかった。甲子園で1勝するのが目標です」と力強く話す。
この日は救援登板だったが、「完投して勝ちたい。先発で投げて勝つのが理想。一戦必勝で頑張ります」。頼もしいエースが存在感を大きくした。【林亮佑】
◆原田祐人(はらだ・ゆうと)2006年(平18)1月17日生まれ、兵庫県加古川市出身。氷丘南小1年から「HIOKAパワーズ」で野球を始める。氷丘中では宝殿ボーイズに所属し、2年時から投手を本格的に始める。東播磨では1年秋から背番号1でベンチ入り。2年春は11、夏は18だったが、秋から背番号1。最速135キロでカーブ、カットボール、フォークを操る。189センチ、78キロ。右投げ右打ち。

