春夏連続の甲子園を目指す第3シードの常葉大菊川が袋井を11-1の7回コールドで下し、好発進した。
プロ注目の鈴木叶捕手(3年)が欠場する中、捕手として公式戦初先発した佐藤稜太(3年)が初回に満塁本塁打。打線に火をつけた。連覇を狙う第2シードの日大三島は知徳に2-0で勝利。エース関野巧真(2年)が、1安打完封と好投した。第5シードの静岡は常葉大橘に敗れ、初戦で姿を消した。
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この日、プロ注目の鈴木叶が左手の軽い突き指で大事をとって欠場。代わって公式戦初スタメンのマスクをかぶった佐藤が攻守で存在感を示し、チームを快勝に導いた。初回1死満塁の好機で、真ん中低めの直球を左翼席まで運び、自身初のグランドスラムでチームに勢いをもたらした。「思いきって振り抜けた。打った瞬間、いったと思いました」と白い歯を見せた。
守っては、好投した3人の投手陣を的確なリードでけん引。「(鈴木叶が)いないと勝てないと思われたくなかった。役割は果たせたと思う」と胸を張った。試合当日にスタメンを言い渡された背番号12は「試合に出る準備は出来ていた。やるしかないという気持ちが結果につながった」と語った。
13安打11得点の猛攻で夏の1歩を踏みだした石岡諒哉監督(34)は「難しい初戦で、ここまで点を取れると思ってなかった。初回の佐藤の1本が大きかった」とうなずいた。昨年はコロナ禍の影響を受け、4回戦で敗退した指揮官は「今年は最後まで全員でやり切って戦いたい」と強調。春夏連続の聖地を目指すチームの3回戦は21日、静岡市立と対戦する。【山口昌久】

