第96回選抜高校野球大会に北海道代表として出場する北海は21日、兵庫県伊丹市内で22日の1回戦、大阪桐蔭戦に向けて最後の練習を行った。打撃練習では球速を150キロに設定したピッチングマシンを使って目を慣らし最終調整。大阪桐蔭の最速150キロ超えを誇る2人の右腕を打ち、13年ぶりのセンバツ1勝をつかみ取る。

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北海が大阪桐蔭の豪腕ぞろいの投手陣に徹底抗戦する。150キロに設定したピッチングマシンを使って、球筋やタイミングなどを図りながら目を慣らした。最速150キロ超えの右腕2人をそろえる相手の強力投手陣を想定した模擬戦を完了させた。平川敦監督(52)は「点数を取らないと勝てないですから。打つべくと思って目慣らしをした」と話した。

昨夏の甲子園に続き、昨秋も1番を任された片岡誠亮外野手(3年)は得意とする直球を捉えるイメージがすでにできている。「真っすぐに絞りたい」と真っ向勝負に挑む。練習ではセンター返しを想定しながらマシンから繰り出される球を見極めた。「レフト方向はファウルになると思うのでセンターに打てるようなタイミングで打とうと思っています」とイメージを膨らませた。

豪腕攻略には打撃に加え、機動力も使う。片岡は塁間を3・7秒で走る俊足の持ち主。盗塁より犠打で塁を進めるのがチームの定石だが、昨秋の公式戦ではチームトップの3盗塁を決めた。片岡と足の速さで争う谷川凌駕内野手(3年)との1、2番コンビで攻撃の起点をつくる。片岡は「2人でチャンスをつくれるように」と、好投手をかき乱して1点をもぎ取る野球を目指す。

昨秋の明治神宮大会では最速147キロ右腕の小川哲平投手(3年)を擁する作新学院に敗れたが、150キロ級の球速を肌感覚で体感する機会になった。一塁手の金沢光流主将(3年)は「小川投手の球を見ているのでそれくらいだろうと思っている」。大阪桐蔭の投手陣を攻略できれば勝機は大きくなる。「全国の人が大阪桐蔭が勝つと思っていると思うけど、それは悔しいので見返してやりたい」と、豪腕対策を生かして1勝を挙げる。【石井翔太】

 

○…北海の主戦格、背番号11の松田収司投手(2年)が大阪桐蔭戦に向けて最後の投球練習を行った。ブルペンで直球やカーブ、スライダーなど全球種を計25球投げ込んだ。「変化球が良かった。コントロールを意識して投げたい」と初戦を見据えた。登板すれば初めての甲子園での投球となるが、いつも通りの投球だけを意識する。「緩急を付けて、高さに気を付けたい」と意気込んだ。

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