昨秋の明治神宮大会決勝戦が再び実現した。初戦で神戸国際大付と九州国際大付が激突。前回は1ー11と大敗した神戸国際大付・青木尚龍監督(61)は「しっかり敗戦を受け止めてやってきたと思うので、胸を借りて食らいついていきたいなと思っています」とメラメラ。九州国際大付・楠城祐介監督(42)は「(組み合わせに)もうびっくりしました。それが率直な気持ち。(前回の)結果はあのような形になりましたけど、自分自身決勝を臨む時に逆の立場というか、あれぐらい大差で負ける恐怖を持ちながら戦ってた。それは今回も同じ」と引き締めた。

神戸国際大付は昨秋の近畿大会4試合で計20得点をたたきだし、明治神宮大会でも中京大中京(7ー0)、英明(6ー2)を次々と撃破。決勝こそ九州国際大付に大差で敗れたが、1番から9番までパンチ力ある打線に仕上がった。特に昨秋公式戦で4本塁打の川中鉄平外野手(2年)の存在が光り、乱打戦になれば打ち負けない強さが光る。青木監督は「日替わりのヒーローが出てきてくれたら、それでいいと思ってます」と、あえてキーマンは挙げなかったが、厚みのある打線において誰がヒーローになってもおかしくない充実した陣容だ。

九州国際大付は秋大会負けなしで勝ち上がった。神戸国際大付にも劣らない打線もさることながら、岩見輝晟(2年)と渡辺流(3年)の2枚看板の名前を挙げた楠城監督は「しっかりと自分の投球をして、少しでも失点を少なくできるように」と期待を寄せた。四球が絡むなどした無駄な1点をどう防ぐかが勝負の鍵を握る。