<高校野球和歌山大会:智弁和歌山4-2那賀>◇28日◇決勝◇紀三井寺球場

 智弁和歌山が戦後最長となる県大会8連覇を達成し、甲子園出場を決めた。初回に2点を失い追いかける展開になったが、7回に那賀の失策や暴投に助けられ同点に追いついた。試合はそのまま延長戦に突入。再三の好機に決定打が出ない苦しい展開だったが、14回にようやく勝ち越した。1死二塁から3番大倉卓也内野手(2年)が右越え三塁打。「チームに迷惑ばかりかけてきたので、なんとかしたかった。ほっとしました」と決勝打を喜んだ。高嶋仁監督(66)も「最後は気持ちで打ったね」とヒーローをたたえた。