<高校野球北大阪大会:北野9-0守口東>◇12日◇1回戦

 橋下知事、勝ちましたよ!

 大阪府の橋下徹知事(39)の母校で、同級生の松本俊明監督(38)が率いる北野がコールド勝ちで初戦を突破した。

 大阪府の改革に取り組む橋下知事の母校・北野が、大勝の滑り出しだ。3回まで無安打も、4回に3安打で3点を先制。6回には4四死球に長打をからめ、大量6点を奪った。大阪屈指の進学校ならではのここ一番の集中力で、7回コールド勝ちした。

 この日は期末試験の終了日でもあった。練習時間を短縮し、試験勉強に励んできた。「時間は短くても集中してやってきました。みんながよく守ってくれた。2人だけの投手の田中と一緒に投げられたのがうれしい」と話すエース竹下友人(3年)が6回 1/3 を無失点。田中俊祐(3年)との継投で完封を完成させた。

 5日の南北大阪大会開会式で、あいさつに立った橋下知事を見て「ぼくらの先輩なんやなあ」と実感。だが高校時代は北野のエースだった松本監督にとっては、同級生の知事はもっと身近な存在だ。クラス、部の違いはあったが「彼が所属したラグビー部、野球部、サッカー部はすごく仲がよかったんです。一緒に競い合ってきた。しかしむこうには花園に行かれましたから」と苦笑いする。

 開会式のあいさつで「青春、青春、もう最高!」と出場185校ナインに向かって絶叫した橋下知事を見ながら「君たちと近いところにいるよ、とうまく見せていましたね」と、冷静に元同級生を観察した。気持ちは今も、手に取るようにわかる。だからこそ「苦労しているようですね」と現職の重圧も理解する。ぼくらも負けない、知事も負けるな。知事へのエールもこもった夏1勝だった。【堀まどか】