<高校野球福島大会:聖光学院4-3郡山商>◇23日◇決勝

 聖光学院が4-3で郡山商に9回サラナラ勝ちし、4季連続の甲子園出場を決めた。3点リードの9回表、まさかの2連続失策から同点に追い付かれたが、その裏、2連続四球を絡めて1死二、三塁とし、1番菅野修平(3年)の右犠飛で、三塁走者のエース仲田浩人(3年)がサヨナラのホームに滑り込んだ。この回、無安打でサヨナラ勝ちした斎藤智也監督(45)は「決勝を意識しすぎていつもより攻める気持ちが足りなかった。同点になることは覚悟していた。でも夏は負けないことが大事」と選手の粘りをたたえた。

 現3年生は1年秋からレギュラー入りした選手が多く、春夏の甲子園に国体と全国舞台を経験してきた。自身も4季連続の甲子園出場になる黒羽剛広主将は「負けた(県内)90校の分まで甲子園で暴れたい」と意欲を見せた。