<高校野球岡山大会:倉敷商8-3関西>◇24日◇決勝

 北京五輪代表星野監督の母校、倉敷商が11年ぶり7度目の夏甲子園切符をつかんだ。相手はセンバツ出場の興譲館を破った関西。初回に2点を先制されたが、3回に金谷謙主将(3年)の2点適時打で逆転。8回に3点を加え、9回は4番岡大海(2年)に今大会2発目が飛び出し勝負を決めた。

 準決勝の倉敷戦でプロ注目左腕宮本武文(3年)を打ち崩した打線がこの日もつながり、偉大な先輩との約束を果たした。ナインは3月17日の星野仙一記念館オープニングセレモニーに参列。星野監督から直々に「ぜひ甲子園出場を!

 我々も金メダルを狙います」と激励された。

 大先輩と力強い握手を交わした金谷は「手が大きくてごつごつしていました。この優勝で少しでも(日本代表の)弾みになればうれしいです。金メダルを取って帰ってきてほしいです」とエールを送った。