<高校野球宮城大会>◇13日◇2回戦
志津川が2-1で第3シードの強豪・東陵を破った。味方失策で1失点したが、連投の右腕エース遠藤丈茂(3年)が初戦から15回自責点0を継続させ、公式戦初完投勝利を挙げた。
志津川エース遠藤丈が145球の熱投で、シード校を撃破した。同点のピンチを背負った9回裏2死一塁。相手代走が二塁盗塁死になると、遠藤丈は両こぶしを突き出してガッツポーズ。相手は同じ南三陸沿岸地区の強豪私学。優勝決定さながら雄たけびを上げて仲間たちと喜びを分かち合った。「ピンチで笑顔を絶やさずにしのげばチャンスは来ると思っていました」。最後まで笑顔で1点のリードを守った。
1年時からベンチ入り。シード校に対して引け目はなかった。2年前の夏、救援で同じくシード校の仙台商に勝った経験が生きた。百々(どうどう)智行監督(31)は「1年半くらい見ていなかったいい投球。いつもより制球が良く、集中していた」と評価した。
同地区だけに顔見知りも多く、選手たちのライバル心も強かった。選手層の厚い私学に対し、百々監督は「気持ちで負けるな。試合を楽しまないで、何のために練習してきた」と試合前にゲキ。選手たちも常に声を出し合ってムードを盛り上げ、最後まで流れを渡さなかった。遠藤丈は「シード校に勝って勢いに乗りたい。甲子園出場のために優勝を目指していくだけです」と気負いなく闘志を見せた。【佐々木雄高】

