優勝戦線の生き残りをかけた戦いは、慶大が延長12回の末に先勝した。

 5回を終え2-7。そこから7回に4点を返すと、9回に代打河合大樹外野手(3年=関西学院)が適時二塁打を放ち同点とした。延長12回には満塁で6番倉田直幸内野手(4年=浜松西)が押し出し四球を選んだ。

 4番岩見雅紀外野手(4年=比叡山)は2打数無安打ながら、5、7回に四球で出塁し生還するなど逆転勝ちに貢献。8回の死球で代走を送られ6試合連続本塁打はならなかった。それでも「死球はかすっただけだけど、それを隠して打ちたいとかはない。勝てればいいです」と、優勝への執念をにじませた。