侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が10日、初陣となる「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(16~19日、東京ドーム)に向けた宮崎キャンプで、先発3本柱のブルペン投球を見守った。

 広島薮田、巨人田口、DeNA今永の3人の投球を見つめ「非常にコントロールもいいですし、非常にいいボール。あれだけ近くで見たのは初めてですが、バッターの手元の強さがありました。非常にいいボールを投げてました」と言った。

 巨人田口については「非常にコントロールも素晴らしくて、変化球の切れを含めていい状態に仕上げてきてくれた」と言い、広島薮田は「やはりいい真っすぐを投げてましたし、変化球も低めにしっかりと投げようと意識してました。クライマックスに負けて少し時間がありましたけど、このジャパンにかける思いというもの伝わりました」と言った。DeNA今永に対しては「状態は非常にいい。1球1球ランナーを想定したり、クイックで投げたり、いろいろなことを自分で考えてやっているなという印象。いい投手になれる条件というものを感じました」と評価した。

 ブルペン投球のDeNA山崎康については「抑えをやってもらおうと思います。経験もありますし、クライマックスを見てもやはりいいボールを投げていました。今日見ても、非常に強いボールを投げていた。後ろを任せたいと思います」とクローザーに正式指名した。