阪神秋山拓巳投手(26)が中日2回戦(京セラドーム大阪)に先発し、6回を5安打1失点と好投し、今季初白星を挙げた。

 最速145キロの直球と変化球を軸に凡打の山を築き、5回までわずか56球。6回には1死二塁からアルモンテに適時二塁打を浴びたが、後続を断ち、最少失点に抑えた。秋山は「ストレートの走りが良くなかったのですが、梅野に引っ張ってもらいながら、フォークとカーブをうまく使うことで、積極的に振ってくる中日打線を1失点で抑えることができました」。

 反省点として36球を投じた6回をあげ、「長いイニングを意識した6回に先頭を出してしまい、四球も重なり球数が多くなってしまったことが次回登板への課題です」と前を向いた。昨季12勝を挙げた虎の勝ち頭として、ここから波に乗っていく。