中日松坂大輔投手(38)の次回先発は27日DeNA戦(ナゴヤドーム)が有力となった。16日阪神戦で今季初登板後は1度出場選手登録を外れており、中10日での登板に向けて23日広島戦(マツダスタジアム)の試合前練習から1軍に再合流する。合流について、阿波野投手コーチは「投げる日だけ1軍に来るのは難しい。チームの雰囲気もある。山井や吉見の時もそうだったように、他の投手と一緒に動いてもらう。ブルペンでも選手に捕ってもらった方がいい」と説明した。

首脳陣は松坂を遠征に帯同させながら、体調面を考慮して登板をナゴヤドーム中心にすることなどを検討中。阿波野コーチは「松坂世代」のソフトバンク和田が20日楽天戦で右太ももを負傷したことに触れ「和田の件もあるし、いろいろ考えないと。移動などが負担になってもいけない」と思いを明かした。

昨年の松坂は11試合のうち9試合が本拠地の登板だった。甲子園では1勝したものの、東京ドームで右ふくらはぎを痛め、メットライフドームでも直前に背中を痛めて登板回避した経緯がある。今後はベテラン右腕の疲労などを配慮することになりそうだ。