阪神先発の高橋遥人投手(23)が6回8安打2失点(自責1)の好投を見せた。

7月7日広島戦(甲子園)の2勝目を最後に、勝ち星から遠ざかっている左腕は、粘りの投球。走者を背負う場面が多くなるも、要所を締めた。4-1で迎えた5回には安打と失策で1点を失い、なおも1死二、三塁のピンチ。ここで5番雄平、6番村上を連続三振に斬り、流れを渡さなかった。

ここ数試合は好投が続きながらも打線の援護に恵まれていなかったが、この日は初回に3点、3回に1点をもらった。102球の熱投で3勝目の権利を手にし、7回から2番手ドリスにマウンドを託した。

降板後、高橋遥は「ストレートの走りは良くなかったのですが、梅野さんがうまくリードしてくれたおかげで思い切って投げることができました。序盤から援護していただいた野手の方々にも感謝です」と投球を振り返った。