中日のドラフト1位根尾昂内野手の1軍デビューはお預けとなった。

27日の広島戦(マツダスタジアム)で1軍に初合流したが、ベンチスタート。9回2死走者なしの場面で、ネクストサークルで待機したが、木下拓が左飛に終わり、プロ初出場は次戦に流れた。「ファンの声援、グラウンドの雰囲気が格別でした。初めて(1軍の試合を)生で見られて、気持ちが高ぶった。(9回は)ベンチも何とかまわそうとしてくれました。何とかチームに貢献したかった」。前日26日まで2軍戦に出場していた根尾は日焼けした顔で感想を語った。

デビュー戦は29日からの阪神2連戦に持ち越し。舞台は昨夏に大阪桐蔭の一員として春夏連覇を決めた甲子園だ。「どんな状況でも自分のプレーができるように準備していきたい」。初体験の1日を終えた根尾は、聖地での初出場へ目を輝かせていた。【伊東大介】