生涯東北の道を歩む。楽天銀次内野手(31)と則本昂大投手(28)が28日、来季以降の残留を公表した。

ともに今季国内FA権を取得。銀次は権利行使をせずに3年契約を結び、今季開幕前に7年契約をした則本昂は宣言残留する。

銀次の言葉に熱がこもった。「東北のために自分ができることは、ここでプレーすること。もっと東北を熱くしたい」。岩手・普代村出身。来季は嶋、平石前監督と生え抜き勢が退団し、11年の東日本大震災を知る選手も少なくなる。その中で「3・11から始まって、最近もいろんなことが起こっている。自分は一生忘れることなく、野球で元気にしたい。東北出身の自分が中心となって、引っ張っていけるように」と復興への決意を口にした。

則本昂は今季から7年の長期契約を結んでおり「FA権を行使して、この先も楽天で頑張りたい。自分の気持ちを表すにはこれがベスト」と生涯楽天への覚悟を示した。