オリックス山岡泰輔投手(24)が、プロ4年目の目標に200イニングと10完投を挙げた。岸田2軍投手コーチと後藤、山本とともに大阪市内でトークショーを開催し、2つの個人目標に加え「今年こそ優勝します」とファンに約束した。

10完投は最近では18年の巨人菅野で、チームでは13年金子(日本ハム)までさかのぼる。200イニングは昨季はおらず、沢村賞の選考で日本ハム有原、巨人山口(ブルージェイズ)が最終候補に残りながら19年ぶりに該当者なしに終わる要因にもなった。どちらも、分業制が進んだ現球界では高い目標だ。

完投2、170イニングが最多の山岡は現在、広島県内で行う自主トレで「体作りとイニング数を意識して練習している。いい感じでやれています」と68キロの体重の増量、強化に取り組む。例年より1週間早い開幕に備え、自身も例年より早い今月18日にもブルペンで本格投球を再開予定。回転数、回転軸などを計測するラプソードを使ってボールの現状もチェックする予定も組み、さまざまな角度で進化を目指す。【堀まどか】