沖縄で自主トレ中の阪神大山悠輔内野手(25)が「三塁死守」の決意で練習に取り組んでいる。「外国人で一塁を争ってもらえるように、三塁はしっかり守り抜けるようにやりたいなと思っています」。球団はこのオフ、4番候補として大リーグ通算92本塁打のジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)を獲得。来日2年目のマルテが三塁で大山と競争する状況にあるが、そのマルテを一塁に回す活躍を期している。

「外国人が優先的に使われてしまうのはしょうがないと思うが、やっぱりそこで外国人ではなく『大山を使う』と思ってもらえるようにしないと、生き残ってもいけない」

強い覚悟が言葉ににじむ。春季キャンプでアピールしたい部分を聞かれ「守備、打撃、走塁、姿勢、私生活からですね。すべてにおいてアピールできるように準備しておきたい」とも言った。目標に掲げるフルイニング出場を、三塁出場で達成すべく、汗を流している。