ソフトバンク東浜巨投手(29)がプロ8年目にして初の開幕投手を務めることが決まった。工藤公康監督(56)は6日、ペイペイドームで5日に本人に通達したことを明かした。

東浜はキュッと口元を引き締め、大役を務める心境を明かした。「まさかという気持ちです。キャンプに入って、開幕ローテに入るためのアピールをする、そういう立場だと思ってやってきました。こういう形になるとは思っていなかったですけど、やることは変わりません」。

昨年右肘手術を受けたこともあり、先発ローテーション入りへゼロからのアピールとして今季に臨んでいた。それだけに、驚きながらも「任せてもらえることを意気に感じてやりたい。先発していれば誰もが目指す場所。イレギュラーな形だけど、しっかりしなきゃという思いが生まれている」と決意を新たにした。

5日の練習中に、監督室に呼ばれた。工藤監督は「キャンプからの取り組みを見ていても、今年にかける思いが伝わってくるものがあった。開幕を任せるので、1年間しっかりやってほしいという思いで伝えました」と説明した。当初は千賀が最有力候補だったが、キャンプイン直前に右ふくらはぎを痛め、終盤には右前腕部の張りで再び離脱。今のところ復帰のめどが立っていない。開幕2週前となり、キャンプでも投手陣を引っ張るような姿勢で取り組み、オープン戦初戦だった2月23日オリックス戦でも先発を任され、最速150キロをマークするなど順調な仕上がりを見せていた17年最多勝右腕に託すことを決めた。

開幕までの調整期間は残り少ない。東浜は7日のDeNA戦に先発予定で「試すというよりは、より本番に近い投球になってくる。内容のある、次につながる投球にしたい」と意気込んだ。着実に準備を重ね、初の大役で花を咲かせる。【山本大地】