西武松坂大輔投手が“所沢合宿”に入る。復帰後、初白星を挙げた日本ハム戦から一夜明けた23日、埼玉・所沢のメットライフドームで練習。キャッチボールを中心に投球感覚を確認した。5回4失点で84球投げきり勝利投手となった中で、収穫と課題の見えた松坂は「長いイニングを投げなければ分からないことはある。5回まで投げさせてもらえたことはよかった」と現状を踏まえた上で調整していく。

4月24日開幕となれば残り1カ月。西口投手コーチは「本人と話しながら決める」と次回登板のタイミングを探る。今後は所沢での練習をメインに、2軍戦登板も視野に入れ、実戦感覚を維持し開幕に合わせる。松坂は「結果、内容が求められるけど、この時期にしかできないことはある。その時間ができた」。立ち上がり、力みながら高めに浮いた変化球など、実戦での課題を修正する。

これまで通り日曜ローテなら4月26日オリックス戦(京セラ)、本拠地登板を優先するなら2カード目のソフトバンク戦の可能性がある松坂。「開幕までしっかりやっていければ」と所沢でしっかり準備する。